2014年02月10日

3683サイバーリンクスの初値予想

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最後の年は第3四半期までなので、数値は1.33倍しなければ1年分になりません

サイバーリンクスは総計2875枚の「プラチナチケット」です。業績をみると、1株あたりの純利益額も年々上昇していて、欲しい人もかなりいるのではないでしょうか?こうなれば株価というのは需給関係で決まりますから、お宝IPO株を狙っている層が一定数いるとしてサイバーリンクスと同規模、同業種で公開した過去のIPO株の値上がり率が最も参考になります。
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サイバーリンクスの吸収金額は467,500,000円+82,500,000円=550000000円で5.5億円です。これと同程度の吸収金額で上場した過去2年間のIPO株をみると、

6084 オウチーノ(情報メディア) 5.60億円 2.3倍  3500円>>8050円  1402枚  
3677 システム情報(情報・通信業)  5.1億円 4.7倍  740円>>3500円 6000枚  
3661 エムアップ(情報・通信業) 5.51億円 1.76倍 1130円>>1987円  4243枚
3671 ソフトマックス(情報・通信業)7.47億円 4.24倍 1300円>>5510円 5000枚
3670 協立情報通信(情報・通信業) 6.37億円 3.33倍 1500円>>5000円 3500枚
3669 モバイルクリエイト(情報・通信業) 7.83億円 2.33倍 3000円>>7000円 2270枚
3665 エニグモ(情報・通信業) 3.47億円 2.30倍 1750円>>4030円 1725枚

(注)コード、銘柄名(業種)、吸収金額、初値÷発行価格、発行価格>>初値 総計枚数の順で並べています。96ut.com 玄人を参照

上記の表をみると、平均2倍を超えています。サイバーリンクスの公募枚数は2500枚、売り出し枚数は375枚です。総計2875枚。枚数で最も近いのが3669モバイルクリエイトです。1000枚台、2000枚台のIPO株は大体2.3倍です。となるとサイバーリンクスも2200×2.3=5060円はいくのではないでしょうか?ベンチャーキャピタルの出資比率が少ないのも安心できます。

しかし上場してからの値動きは予測できません。例えばエニグモは「マネーゲーム銘柄」となり1万円までいきましたが、システム情報は値上がりしたのは最初の数日間だけです。IT企業の将来の値動きは予測がつきません。抽選に落選してしまった方はいきなり飛びつくのではなく様子を見る必要があります。一般的にIPO株は初値をつけると公募組の利確売りで一時的に下落する傾向があります。初値をつけたあとは公募組の売りと落選した人の買いで株価が乱高下するのです。抽選に落ちて上場した直後に買おうとしている方はその公募組の売りによる一時的な株価の下落を待ってから買っても遅くはないでしょう。それでは。

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2014年02月07日

9414日本BS放送の初値予想

初値予想の方法の一つに同業他社のPERを比較するという方法があります。日本BS放送はある程度歴史が深く業績も安定しているので今回はこの方法を採用します。逆に業績がコロコロ変動しているとPERも年ごとに大きく変わるので使えません。2013/03期で同業他社のPERと時価総額は以下のようになります。
                    PER          時価総額
9401TBS               23.38倍      224,141,957,336
9404日本テレビ            13.90倍       445,067,848,960
4676フジメディア            12.07倍       437,395,130,000
9409テレビ朝日            20.25倍      199,087,400,000
9413テレビ東京           16.99倍(2104/03期)  46,939,364,500
4838スペースシャワーネットワーク    28.96倍      4,703,952,000
4839WOWOW              8.31倍       45,646,263,000

大体10倍から20倍です。しかし上の表をご覧になると、時価総額が低くなるにつれてPERが高くなっている傾向が見えると思います。理由として時価総額が低ければまだ規模が拡大する余地がある、成長期待があるからであると考えられます。なので今度は日本BS放送の発行価格ベースでの時価総額を計算します。
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目論見書の予定通りに進めば、IPO時点で発行される総株式数は7198516株+1380000株+349500株=8928016株です。想定発行価格は1680円です。よって時価総額は1680×8928016=14999066880

よって約150億円です。日本BS放送の想定する時価総額はおよそ150億円です。4838スペースシャワーが約47億
で4839WOWOWが約456億なので、それぞれのPERの中間をとると約17倍です。
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データをみると1株あたりの純利益が183.75円なので予想される株価は

183.75×17≒3123円

となります。しかも自己資本比率が90%近いので財務状態も極めて健全といえます。投資魅力として申し分ないと言えます。少なくともIPOでただでさえ注目されているのに4839WOWOWのPERを下回ることは考えられません。最低でも183.75×8.31≒1530円を下回るのはありえないと考えられます。また業績をみると売上高、総資産額ともに年々上がっているのが見て取れるのでこれからの成長も期待できます。そしてもう一つ。目論見書の81ページから83ページに書いてある大株主の状況をみると、殆ど株主は事業会社ばかりで上場したときの値上がり期待ですぐに売り抜けるようなベンチャーキャピタルが入ってないことも安心できる要因です。(特にSBI。最近の例だとリプロセルで上場してからずっと下げてます)

結論として、日本BS放送は発行価格時点では割安です。おそらく発行価格も1680円を上回り、発行上限価格(多分1800~1900)はつけるのではないでしょうか?発行株式総数が多く株主にベンチャーキャピタルの名を連ねているアキュセラインクよりは期待できるでしょう。
タグ:日本BS放送
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2014年01月29日

アキュセラ・インクの初値予想

一般的にIPO株の株価予想には有名な方法で

@同種同規模の企業のPERから初値のPERを算出し初値を予想する
ADCF(ディスカウント・キャッシュフロー)法で初値を予想する

の2つがありますが、@に関してはアキュセラ・インクはバイオテクノロジー企業で同業者としてリプロセル、ペプチドリーム、オンコリスバイオファーマなどがありますが、

これらの企業はPERがバラバラで予想には使えません

またアキュセラ・インクが国内のバイオベンチャーと違うのは安定して黒字の収益を出している点、公開規模がこれらの企業と桁違いに大きい点です。単純に比較したり予想するのには使えなさそうです。

Aについてこの方法による株価算出には利率が用いられますが、利率が1%違うだけで株価が大きく違ってきます。例えば利率を2%を1%にすれば株価が倍になります。そしてこの利率を決定する根拠をアキュセラ・インクの財務データに求めることはできないのでDCF法を使うのも難しいです。

仮にDCF法を使うと、

スクリーンショット 2014-01-29 07.38.47.png

2012年と2013年のキャッシュフロー(営業キャッシュフロー+投資キャッシュフロー+財務キャッシュフロー)の平均をとると1539876000円ですが、これは9ヶ月間で算出された値と書いていますので算出された値をさらに1.33倍します。すると2048035000円になります。

発行株式株式総数は35621959株となる予定ですので、1株あたりのキャッシュフローは

      2048035000÷35621959≒57円

となります。最後にこの57円を利率で割ることで理論株価を算出するのですが、利率の値によって結果が大きく異なります。

利率1%ならば、57÷0.01=5700円
利率1.5%ならば、57÷0.015=3800円
利率2%ならば、57÷0.02=2850円

しかも利率を決める明確な根拠もないので使うのは難しいのです。利率1%で計算するのが正しいのかもしれませんし、ひょっとしたら利率3%で計算するのが正しいのかもしれません。

ここでは

理論株価の計算方法

上記のページの@の理論に沿って計算してみます。

BPS+EPS×10で求めます。

akyu.png
aku.png

BPS=3261689000÷35621959×1.33≒122

akyuse.png

EPS=20.48

より理論株価は122+20.48×10≒323円となります

公募価格では、とても10年では元がとれません。なにぶん今回は発行株式総数が多いので、どうしても1株あたりの値段が安くなってしまいます。

もちろん理論株価の算出にはいろいろ方法がありますので、上記の計算が絶対ではありません。また、バイオテクノロジーは新薬の開発によって特許の取得とともに莫大な利益が得られる期待がありますから、期待値が大きい企業の場合は初値の時のPERが200を超えるときもありますし、ひどければ利益がマイナスでも上場する企業もあります。

理論株価で考えれば、アキュセラ・インクは背伸びをしている感じです。それと公募値ベースで時価総額がおよそ600億円を超える大型株なので、値動きの幅はあまり期待できません。そしてもう一つの不安要素は大株主にSBI、ベンチャーキャピタルの名を連ねていることです。(目論見書の92ページ参照)彼らが株を持っていていいことなんて何一つありません。売却益を得るのが目的ですからここは上場したら即換金売りする可能性が高いです。元々発行株式総数が多いですから、上場初日から売ってくるかもしれません。もしそうなれば売り圧力に押され値上がりは期待できないでしょう。

かといって初値が公募値を下回るかと聞かれればそうは思いません。なぜならば主幹事証券も株式公開した責任があるので初値が公募値を大きく下回れば責任を問われます。少なくとも1500円を下回ることはないと思います。

予想としては公募値よりちょっとだけ高い値で寄ってヨコヨコで推移したあとジリ下げするだろうと考えます

今回のIPOは全力で買う程の株ではないような気がします。

posted by nikkouman at 16:12 | Comment(0) | IPO株初値予想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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