Oakキャピタルは投資会社です。過去にいくつもの会社の第3者割当増資の引受先になり、会社の再生に尽力してきた会社です。今回はOakが投資した企業の株価の動きについてみていきます。
Oakの過去の投資先殆どの銘柄は過去に上昇したことがある株でこの中でも特に3753フライトのホルダーは大もうけできたのではないでしょうか?それでは一つ一つ見ていきましょう。鉛筆で囲ったところはIRが出た日です。
(1)2321ソフトフロント
7/5 第三者割当により発行される株式及び第7回新株予約権の募集に関するお知らせ7/23 第三者割当による新株式及び第7回新株予約権発行の払込完了に関するお知らせ
新株予約権の募集から払い込み完了にかけて株価は徐々に上昇しています。そして払い込みが完了すると株価が元に戻り、その後12月上旬に別のきっかけで急騰しています。このように資金を手に入れられたおかげで経営に好循環が生まれ、後にポジティブIRで急上昇という展開はよくあることです。
(2)3823アクロディア
10/11 第三者割当により発行される第1回転換社債型新株予約権付社債 及び第3回新株予約権の募集に関するお知らせ10/28 第三者割当により発行される第1回転換社債型新株予約権付社債及び第3回新株予約権の発行の払込完了に関するお知らせ
新株予約権募集のIRが出た数日後に1度だけストップ高になりましたがそれっきりでずっと軟調に推移しています。しかしアクロディアはチャートをみると2013年の1年間で株価は何倍にもなっています。新株予約権の発行とは名前を変えた増資のことですから1株当たりの価値が希薄化するので株価が下落するのは当然です。
(3)3656Klab
7/17 第三者割当により発行される株式及び第8回新株予約権の募集に関するお知らせ8/2 第三者割当による新株式および第8回新株予約権発行の払込完了に関するお知らせ
新株予約権の募集のIRが出た翌日は急上昇しましたが、その後はご覧の通りてんで駄目です。現在の株価は払い込み完了のIRが出た時の株価の3分の2程度です。とはいえKlabはIRが出る前に急上昇していますから、再度上昇を期待するのは難しかったみたいです。
(4)6721 ウィンテスト
12/6 第三者割当により発行される第1回無担保転換社債型新株予約権付社債 及び第5回新株予約権の募集に関するお知らせ12/24 第三者割当により発行される第1回無担保転換社債型新株予約権付社債 及び第5回新株予約権の発行の払い込み完了に関するお知らせ
新株予約権募集のIRが出た翌日はストップ高、払い込み完了のIRが出た後も短期的に上昇しています。しかしその後は軟調に推移しています。
上の4つの銘柄を見るとアクロディアやKlab、ウィンテストなどIRが出る前に既に上昇して株価が何倍にもなっている株はOakキャピタルの資本投入によるプラスの効果による株価上昇を期待するのは難しいです。しかしソフトフロントや上の銘柄以外の3845アイフリーク、3753フライトシステムなどIRが出る前は株価が低迷していた株ならばIRの効果で上昇あるいはその後のポジティブIRによる株価の上昇が期待できる場合があるということです。
一昨日は3840イーキャッシュがOakキャピタルを引受先とする第3者割当増資および新株予約権募集のIRを出しました。イーキャッシュは私が特に期待している株ですが、今までのOakキャピタルの投資先で値動きが一番似ているのはソフトフロントまたはアイフリークです。

3845アイフリーク 鉛筆で囲ったところが新株予約権の払い込みが終わった地点 そして払い込みが完了した1週間後に新サービス開始のIRの影響で株価は急上昇
ソフトフロントならば新株予約権の払い込みのIRが出るまでは微増を続け、その後株価は下落しその後は別のきっかけで株価が急上昇するシナリオで、アイフリークならば払い込みが終わった直後にポジティブIRが出て株価が急上昇するシナリオです。いずれにせよこの1年間は1万円から2万円の間を行ったり来たりしているだけの株ですからなにかのきっかけでこの価格帯から脱出する可能性はおおいにあります。時間がかかったとしても最終的には10万円をつける株であると考えます。
posted by nikkouman at 19:53
|
Comment(2)
|
事前に上昇する株を予測する方法
|

|