鴻池運輸のIPO基本情報
鴻池運輸の初値PERは1404÷138.9≒10.1倍です。丸和運輸機関は東証2部の銘柄なので、同じ東証2部の物流会社の現時点でのPERをみると、
9063岡山県貨物運送 10.49倍
9055アルプス物流 7倍
9056ヒューテリックノオリン 10.53倍
大体どの会社も10倍前後であることが分かります。そこで丸和運輸機関のEPSを見ると、


上の表を参考にして計算すると丸和運輸機関の最新年度のEPSは339.92×3,130,660÷(3,130,660+新規発行分600,000+みずほ証券に対する第3者割当分120,000+新株予約権@の分46,400+新株予約権Aの分16,500)≒272円です。
丸和運輸機関の初値PERが10倍であるとすると株価は272×10=2720円となります。想定発行価格3140円は割高といえます。
丸和運輸機関は東証2部であり、東証2部に上場した銘柄のうち過去2年間で初値が公募価格を下回った銘柄はおよそ3割です。普段の売買でもあまり関心を持たれない市場なので丸和運輸機関は見送った方が賢明かもしれません。少なくとも私は買いません。それでは。
タグ:丸和運輸機関
因みにEPS610.97で計算するとPER488.74×10倍=4887円
想定株価は割安なのでは・・・
連結だと子会社の利益も含むので、単体のデータで計算しました
連結か単体のどちらで計算した方がいいのかは私は知りません
ただ毎年ばらつきがあるので過去5年間の平均値を取った方がいいかもしれません。
コメントありがとうございます。おっしゃるとおり、単体で計算すると不正会計などの問題が生じてしまうので、連結で計算したほうが正しい業績が得られるとのことです。ご指摘ありがとうございます。