初値予想ですが、まずエンバイオ・ホールディングスの吸収金額が約6.3億円で、これと同規模で同種の企業は2012年12月に上場した6072地盤ネットが挙げられます。
地盤ネットのIPO基本情報
上にリンクしたページを参照すると、初値PERは「想定価格720円から計算されるPERは約17.8倍」で初値が1412円であるので、17.8×(1412÷720)≒35倍です。

過去2年間の1株あたりの純利益の平均は約25円です。なので初値は25×35=875円と予想できます。想定発行価格は550円なので割安といえます。
ただ気になるのはベンチャーキャピタルの保有比率が約40%であり、しかもロックアップ事項には以下のように書かれています。

ベンチャーキャピタルは90日間のロックアップ期間がありますが、株価が売出価格の1.5倍以上であれば売却してもよいと書かれています。
売出価格が550円とすると、550×1.5=825円以上になったら自由に売却してもよいということになります。
ということは上場初日からIPO株で注目度が高いことを利用して売ってくる可能性があります。この点は注意しなければなりません。それでは。