本日で大納会となりました。日経平均終値16290円で
今年最高値でしたね。まさに投資家にとってはアベノミクス様様です。さて、今年は株式市場以来激動の1年間でしたね。今回は2013年間の中で、印象に残った株、話題に上がった株を振り返ってみたいと思います。題して話題に上がった株ランキング2013を紹介します。
第1位 ガンホー

ダントツの1位でしょう。
去年の今頃買っていたら今頃億万長者になれていたでしょう。きっとちょっと上がって利益確定してしまった方々は悔やんでも悔やみきれなかったでしょう。だって、半年で80倍ですよ。何度も株式分割しては上がっていきましたからね。ガンホーを買収したソフトバンクのカリスマ経営者孫正義の先見性で右に出るものはいないでしょう。しかし、いくらガンホーといえど、あのGSに目を付けられたのが運のつきでした。1200円くらいから空売りを積んでいき、8月下旬には500円台前半まで落ち込みました。私は
GSが空売りした銘柄でその後も上昇していった銘柄を過去にみたことがないのです。最近ではミクシィもそうですよね。こういう話題株でかつ大型株は外資系金融機関に目を付けられやすいので、常に東証の空売り残高をチェックしておく必要があります。
第2位ユナイテッド

元々200円台だった株が9000円までわずか3ヶ月でいきました。
上昇スピードでいうならガンホーより上ですさて、ユナイテッドの9000円台からの下落は筋からはしごを外されたのもありますが、機関の空売りも下落に拍車をかけたようですね。ユナイテッドは野村に狙われたみたいです。
ユナイテッド、空売り残高8月6日(その時点での株価3400円)から公表されていますが、公表義務が発生するのは0.25%以上ですから、
本当はもっと前から空売りしていたのかもしれませんだとしたら、今野村は相当な含み益です。ユナイテッドを買ってしまった人は野村のいいカモでした。あれだけ空売りを積み上げているので、今後は上昇は難しいでしょう。
第3位ミクシィ

現在最も旬な株です。本日はなんとストップ高で引けました。GSのレポートは一体なんだったんでしょう?結果的にはホールドで正解でしたね。最も個人はGSのレポートにビビって売らされて、機関が買い集めるという構図はいつものことといえばいつものことです。
第4位YAMATO
ボロ株がいったん仕手化するとこうなるという見本です上昇スピードでは右にでる株はいないでしょう。なにせわずか2週間で10倍ですからね。20円が200円になったんですから、10万円投資していれば100万円に、100万円投資していれば1000万円です。まあ10倍になるなんて誰にも分からないので、買った人の大半は途中で利確しましたよね。ちなみに上がりきったあとの大幅な陰線は天井のサインなので、気をつけましょう。
第5位C&Gシステムズ

元々200円台だったのに、4000円まで3ヶ月でいきました。3Dプリンター関連です。今後3Dプリンターが普及すれば、また物色されるかもしれませんね。見えにくいかもしれませんが、6月4日に7連続ストップ高をつけたあと、2連続ストップ安になってるのが分かりますか?きっとその時多くのホルダーが狼狽したのでしょう。翌日6月10日は大商いで出来高55万株をつけてます。この時個人が売らされて、筋に買い集められました。
2ヶ月後に株価が8倍になるだなんてことを、その時誰が思ったでしょうか?関連記事もあわせて読んでください。
「総悲観は買い、総楽観は売り」は真実第6位DDS

第5位のC&Gシステムズとチャートをよく見比べてください。そっくりでしょう。DDSは指紋認証を手がける会社で、iphone5Sに指紋認証が搭載されるという噂で株価が10倍になりました。まさにこの株は「噂で買われ、事実で売られた」のです。ただでさえ継続疑義なのに、現在は値動きも少なく投機で買う価値もありません。
第7位ビリングシステム

5000円から3000円台まで下がった8月上旬、もう相場は終わったと誰もが思いましたよね。まさか、20000円までいくなんて誰も思わないでしょう。まさに仕手株のなかでも例外といえます。
第8位フライトホールディングス

ずーっと上がっていると、どこまでも上がっていくんじゃないかと思わされるのが仕手株の特徴です。このフライトも5000円までいくと思っていた人も少なくないでしょう。でも
上がりきったあとの大幅な上ヒゲは株価天井のサインですまだ上がると強弁する人もなかにはいらっしゃいますが、現実は直視しなければなりません。
第9位アドヴェイズ

LINE関連の筆頭株です。10月25日に日経新聞はLINEが上場するというニュースを流しましたが、市場関係者はもっと早く知っていたのでしょう。10月上旬の上げはニュースが事前に漏れていたためだと考えます。このように株価が上がってから、ニュースが出ることが実に多いのです。他にも決算発表日のちょうど前日に急に出来高が増えて上がりだす例もあります。これも市場関係者に決算の内容が事前に漏れていたことが理由であると考えられます。
このぐらいにしておきますが、他にも今年は上がった株が山のようにありましたね。特に5月前半は上がらない株を見つけることの方がかえって難しかったです。
ランキングで挙げた株はどれも「お宝株」でありプラチナチケットです。ではどうやったらお宝株を発掘できるのでしょうか?もちろん見つけ方があったら誰も苦労しませんが、
上昇率ランキングに3回くらい連続で顔を出すようなら要注目です。そのくらいになってくると、投資家の目に留まるようになります。あと出来高には常に注意しましょう。天井付近で出来高が急騰したら、それは大口が売り捌いている可能性があります。株価が天井をつける時、出来高がピークに達したなんて場合もあるのです。出来高は今後の株価を予想する上で重要なツールになり得るのです。あと機関の空売り残高ですね。基本的にスケールが小さい新興株は機関が相場を動かしているので、機関のやることには逆らわない方が無難です。上昇相場で株を買ったら、毎日チェックしましょう。
さて、来年のお宝株はなんでしょうかね?今のところ日本マイクロニクスが有力ですね。あと、建設株も再び上がり始めました。オリンピック需要でインフラ系にも資金が流入してくるでしょう。不動産株も要注目です。
長い文章を読んでくださった読者の皆様、今年はありがとうございました。それではよい年末をお過ごしください。
posted by nikkouman at 22:26
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今までのまとめ
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